2017-01-22

「世界で最も裕福な8人」にまつわる秘密を暴いて応用せよ


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2017年1月16日、国際NGO「オックスファム」が「世界で最も裕福な8人の資産の合計が、世界の人口のうち、経済的に恵まれない下から半分(約36億人)の資産の合計とほぼ同じだった」とするデータを発表した。

現代の弱肉強食の資本主義は、ここまで格差を拡大させたのかと多くの人に衝撃を与えた。

世界中のたった8人が、全世界の人口の半分である約36億人の貧困層と同じ資産を持っているのだから、その格差の凄まじさは言葉に表せないほどである。

これに対して「オックスファム」は資産課税や法人税への増税、あるいは多国籍企業などの政治介入を減らすことを提唱している。なるほど、それは「若干」の是正効果はあるかもしれない。

しかし基本的には、この格差は実はもう何をどうやったとしても埋められることはない。

「経済的に恵まれない下から半分」はその多くは絶対貧困の層が占めている。

この絶対貧困層というのは、1人あたりの年間所得が370ドル以下を指すことが多い。分かりやすく1ドル100円で計算すれば、3万7000円かそれ以下の年収である。


90%の「懲罰的」な累進課税をかけても300億円残る


この層は、死ぬほど必死で働くことによって、収入を2倍にも3倍にも伸ばす余地はあるかもしれない。仮に2倍になったとしたら、3万7000円が増えたことになる。

ところで、現代社会で最も裕福な人物はビル・ゲイツであると言われているのだが、このビル・ゲイツはすでに資産は10兆円に達したのではないかと推定されている。

ビル・ゲイツの資産は、ほぼすべてが「株式資産」だが、このビル・ゲイツが持つ資産10兆円が約3%の配当を毎年生み出すとするとどうなるのか。

ビル・ゲイツは365日何もしないで食って寝ているだけで、約3000億円もの現金が転がり込んでくることになる。

絶対貧困の層が必死で働いて収入を年間で3万7000円増やすというのは非常に素晴らしいことであり、凄まじいことでもあるのだが、それでも何もしないで3000億円入ってくる人間と比べてしまうと、その差は絶望でしかない。

「億」という言葉で丸めてしまうと、あまりピンとこなければ、数字で書いてみれば凄まじさが分かるはずだ。

ビル・ゲイツ 年間 300,000,000,000円
絶対貧困の層 年間 37,000円

ビル・ゲイツは絶対貧困の状態にある人々と同じくらい汗水垂らしてフラフラになりながら働いているのかと言えば、そうではないことを改めて考えなければならない。この3000億円というのは、何もしなくても入ってくる金である。

一方は必死で働いて3万7000円、一方は何もしないで3000億円が入ってくる。金持ちには累進課税をすればいいという人がいるのだが、仮にビル・ゲイツのこの3000億円に90%の累進課税をかけたとする。

ではビル・ゲイツにはいくら残るのか。300億円である。

あっと驚く人もいるのではないだろうか。何もしないで3000億円が転がり込んで来るのだから90%の「懲罰的」な累進課税をかけてやると言っても、それでも300億円がビル・ゲイツの手元に残るのである。

「基本的に、この格差は実はもう何をどうやったとしても埋められることはない」というのは、このあたりの事情を指している。格差は埋められるのではない。むしろ、もっと広がっていくのである。



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