2017-07-16

「社会が混乱したら株よりゴールド」は本当に正解なのか?


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株式よりもゴールドのような現物資産が安全だと考える人もいる。しかし世の中は、そんな単純な話ではない。

確かに株式はいつでも元本割れする。市場は10%でも20%でも暴落するし、場合によっては50%、60%という大崩壊を演じることもある。

ブラックマンデー、日本バブル崩壊、アジア通貨危機、ロシアデフォルト、LTCM倒産、ITバブル崩壊、アメリカ同時多発テロ事件、リーマンショック……。

ありとあらゆる経済事件は株式市場を揺るがしてきた。市場の暴落はそのたびに夥しい人をパニックに陥れ、レバレッジをかけている人を破産の淵に追いやった。

そう考えると、株式よりもゴールドやダイヤモンドのような現物資産を持っていた方がいいと思う人もいても不思議ではない。ゴールドはどこの国に持っていっても換金できる。

紙幣は国家が崩壊すれば紙くずだがゴールドは手元で燦然と輝いている。しかし、それは現物であるがゆえに、盗まれる危険性もあれば、接収される危険性もある。

第二次世界大戦時、ユダヤ人は金歯まで剥ぎ取られた。ベトナム戦争時に海でベトナムに逃げてボートピープルになった人は、海賊にゴールドを盗まれて殺された。

第二次世界大戦時、株式やゴールドを持っていた日本人はどうだったのか?


世界最凶の暴落は、1929年10月24日に起きた


第二次世界大戦の発端となった世界最凶の暴落は1929年10月24日に起きている。

それは「世界大恐慌」と呼ばれている。ゼネラルモーターズの売りをきっかけに市場が崩れ落ち、3年間で87%の下落を演じることになった。

そのため投資家が破産しただけでなく、多くの企業や銀行が道連れになって、社会に失業者の群れがゾンビのようにさまようような事態と化した。

そして、この混乱が全世界に波及していき、やがて人類は第二次世界大戦の凄惨な殺戮地獄へと暴走していく。

この恐慌から株式市場が立ち直ったのは第二次世界大戦が終わった1945年以降の話で、やっと暴落前の水準に戻ったのが1954年の11月23日だった。

世界の「経済活動」はずっと混乱にあったのである。

第二次世界大戦では全世界が都市空爆によってがれきと死体の山となって、兵士だけで1,000万人近くの人間が死亡し、それを上回る怪我人も出た。さらに民間人も数百万単位で死亡、行方不明者も100万人単位である。

そこには、民族大虐殺(ジェノサイド)の対象になったユダヤ人のような民族もあった。そして、日本人も東京大空襲で10万人、2回の原爆投下で40万人以上が殺されている。

世界恐慌は、全世界を死で覆い尽くしたのだ。

しかし、そんな時代の中でも、信じがたい話だが株式市場は開いていて、株式が売買されていた。

そして、国策企業については国のために株式を買うことを奨励さえされていたのである。

日本でも戦中に金属会社や化学会社が設立されたり、合併されたりしていたし、敗戦する前年の昭和19年でも満州鉄道の株や三菱グループの株が売買されて増資を募っている(満鉄は翌年に清算された)。



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